中高年 英語学習 記憶力は低下しない?


歳を取るという事は、老化していくという事実と向き合う事になる。
身体の衰えは顕著に表れて、50代を過ぎたならミドル世代には当然の現実だ。

もしこれを読んでくれているアナタが50代でもう自分の記憶力は終わってる。
昔のように単語覚えたりとか無理ゲーだ。。とか思っているならば、それは間違いかもしれない。

結論として、
50代くらいじゃ【加齢からの記憶力低下はしない。】

脳機能上は、75歳くらいまでは、記憶力はさほど衰えないらしく。
どうやら急激に衰えるのは、「覚えようとする意欲」 だそうだ。
社会に揉まれて賢くなってしまったのか、はたまた必死になる情熱を忘れてしまったのか。


老年医学の権威である和田秀樹氏が興味深い見解を発信している。
以下、幾つか引用させていただく。

「脳は、いくつになっても鍛えることができる」

――これは、脳科学的には、21世紀になってから立証された新たな常識だ。


ロンドン大学の認知神経学の研究者、エレノア・マグワイアー博士が、「脳の神経細胞は、大人になっても増えることがある」と報告。

専門家の間でも、「脳の神経細胞は、成人になってからは減る一方で、増えることはない」と信じられていた。それが通説であるゆえに専門家も「大人になると、記憶力は衰える」と誰もが思い込んでいた。
ところが、ミレニアムの2000年、この“常識”は否定された。

「若者と年配者の記憶力に大差はないしかし『高齢者は忘れやすい』という先入観を植えつけられると、年配者は記憶する意欲を失いやすい」という

ということは、
歳が言い訳には出来ないことが分かってしまえば、あとは先入観を書き換えれば良いのではないか?

、、、とはいえ、加齢にはすべての中高年の方に自覚症状があり前向きになれない現実もあるだろう。

50代オヤジの私にはもれなく症状が出る。
体力の低下、腰痛、老眼、頻尿、勃起不全、、など。オヤジ目線でも色々とある。
女性にだって色んな事が身体に起きるのは自然なことだ。

そして、頭脳も老化して【物忘れが多くなった。。】
中高年から良く聞くセリフだ。シニア世代にはもっと耳にするだろう。
なかなか新しいことが覚えられなかったり、出会った人の名前をすぐに忘れてしまったりする。
忘れてしまう自分を責めたり、年齢のせいと自分を慰めたり、開き直ったりもする。

上手くいかないのは歳のせいと降参するのか。もしくは、諦めずに挑んでいくのか。

選択は自由だが、正解は明らかなのではないだろうか。

私なら後者を選ぶ、オヤヂカラとでも言おうか。
50代オヤジにしかない出来ない事を信じて、諦めずにチャレンジしていく人が増えて欲しいと思うし、まだまだ英語の勉強を続けていくさ。

昨年、自分の職業に直接関係はないのだが【宅建】と【ファイナンシャルプランナー3級、2級】と合格することが出来た。将来を見据えたモチベーションもあったが、勉強が得意でない高卒のオヤジが必死の反復学習で自分の限界に挑んだ。
資格の価値があったとは今のところ感触はないが、自分でも出来るんだ。と身をもって達成感を体験出来たのは宝だ。宅建に関しては2度不合格し、3年越しの合格ではあったが。

マグワイアー博士はその後の研究で、脳の神経細胞以上に、脳を鍛えると、神経細胞同士をつなぐシナプスの数が増えることを発見。その複合効果で、年をとってからでも、若い頃よりも記憶の容量を大きくするのは、そう難しいことではないことが分かってきたという。

記憶し、記憶を引き出すという作業を日々、繰り返すうちに、海馬の神経細胞は増え、大きく発達することが研究で判明した。
つまり、【成人になってからでも、脳の神経細胞は鍛え方しだいで増える。】 ということだ。

中高年の英語学習に、記憶低下は気にしなくていい。
先入観を書き換え、興味を持ち続けて、反復からの反復で積み上げていくんだ。

さぁ、続けていこう。 
Keep it up!

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